広告費をかけてLINEの友だちを集めたのに、配信ツールの請求書を見て手が止まる。Lステップの料金は月0円から32,780円(税込)ですが、その金額とは別に、LINE公式アカウントの月額と通数課金が毎月かかります。この記事では、Lステップ・エルメ・Linyの料金を2026年10月時点の公式情報で並べ、配信数の上限、LINE側との二重払いの合計額、そしてどれを選ぶべきかを円で整理します。
Lステップの料金はいくらですか?
答えは「通常プランは月0円・5,000円・21,780円・32,780円(すべて税込)の4段階」です。初期費用と初月料金は0円です(Lステップ公式 料金プラン、2026年)。
各プランの違いは、主に月の配信数の上限です。フリーは約200通、スタートは約5,000通、スタンダードは約30,000通、プロは約50,000通まで。5万通を超える事業者向けには大量送信プランがあり、10万通87,780円、30万通164,780円、50万通197,780円、100万通327,800円(いずれも税込、Lステップ公式 大量送信プラン、2026年)です。
機能面では、2026年4月1日の改定で変化がありました。運営会社Maneqlのプレスリリース(PR TIMES、2026年)によると、2026年4月以降に新規契約したスタンダードではコンバージョン機能が使えず、Meta広告連携やAPI連携(オプション、月5万回まで)とともにプロに集約されています。広告の成果をLINEで計測したいなら、プロが前提です。
エルメとLinyの料金はどう違いますか?
答えは「エルメは無料から始められて有料は月10,780円か33,000円(税込)、Linyは料金非公開(要問い合わせ)」です。
エルメ(L Message)の月額は、フリーが無料、スタンダードが10,780円、プロが33,000円で、初期費用はかかりません(L Message公式メディア、2026年)。フリーではエルメからの配信が月1,000通までで、上限に達すると自動で止まります。スタンダードとプロではエルメ側の配信数が無制限です(L Message公式マニュアル、2026年)。プロでは友だちを10万人まで登録できます。
年間払いなら10%OFFですが、ダウングレードはできず、途中解約でも返金はありません(L Message公式マニュアル、2026年)。まずフリーで試してから上げるほうが安全です。
Linyは公式サイトで料金額を公開していません。公式の料金ページは「運用規模に応じてご提案」とし、契約期間は「ご利用開始日(最初の決済日)より、1年間」、初回のみアカウント発行手数料がかかると明記しています(Liny公式 料金ページ、2026年)。ネット上には月5,500円や43,780円といった数字が出回っていますが、公式の根拠が確認できない旧価格のため、この記事では使いません。
| ツール | 月額(税込) | 初期費用 | 配信数の上限(ツール側) | 契約の縛り |
|---|---|---|---|---|
| Lステップ フリー | 0円 | 0円 | 約200通 | 公式に明記なし |
| Lステップ スタート | 5,000円 | 0円 | 約5,000通 | 公式に明記なし |
| Lステップ スタンダード | 21,780円 | 0円 | 約30,000通 | 公式に明記なし |
| Lステップ プロ | 32,780円 | 0円 | 約50,000通 | 公式に明記なし |
| エルメ フリー | 0円 | 0円 | 1,000通 | なし |
| エルメ スタンダード | 10,780円 | 0円 | 無制限 | なし(返金なし) |
| エルメ プロ | 33,000円 | 0円 | 無制限 | なし(返金なし) |
| Liny | 非公開(要問い合わせ) | 発行手数料あり(額は非公開) | 非公開 | 1年間 |
LINE公式アカウントの料金と二重払いになるのはなぜですか?
答えは「拡張ツールはLINE公式アカウントの上に載る仕組みで、LINE側の月額と通数課金は別に請求されるから」です。3社とも公式にそう明記しています。
Lステップ公式は「Lステップのご利用料金の他に『LINE公式アカウントご利用料金』のお支払いが発生致します」と書いています。エルメ公式は「LINE公式アカウントの配信数は無制限にはなりません」とし、Liny公式も「別途LINE公式アカウントの月額料金が必要です」と明記しています(各社公式、2026年)。エルメの「配信無制限」は、あくまでエルメ側の上限の話です。
LINE側の料金は、コミュニケーションが月0円で200通、ライトが月5,000円(税別)で5,000通、スタンダードが月15,000円(税別)で30,000通です(LINEヤフー for Business、2026年)。追加で配信できるのはスタンダードだけで、コミュニケーションとライトは無料通数に達するとそれ以上は送れません。
2026年10月1日からは、スタンダードの追加メッセージが月20万通まで1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円(税別)に改定されました(LINEヤフー for Business「追加メッセージ料金改定のお知らせ」、2026年)。公式の試算では、無料通数を除いて20万通を追加すると600,000円です。改定の影響は2026年10月のLINE料金改定で詳しく試算しています。
通数は「送った回数×届いた友だちの数」で数えます。ツール側とLINE側の上限は別々に効くため、配信を増やすと両方の請求が上がります。一方、応答メッセージやチャットでの返信は通数に入りません。この「応答は無料、配信は有料」という構造はLINE公式アカウント料金の隠れたロジックで解説しています。
月の配信数ごとに、合計でいくらかかりますか?
答えは「月1,000通なら5,500円から、月1万通なら27,280円から、月5万通なら93,280円から」です。以下はLINE側(税別に10%を足した税込)とツール側(税込)の合計で、公式価格から計算しています。
| 月の配信数 | LINE側(税込) | +Lステップ | +エルメ |
|---|---|---|---|
| 1,000通 | ライト 5,500円 | スタート 5,000円 → 合計10,500円 | フリー 0円 → 合計5,500円 |
| 10,000通 | スタンダード 16,500円 | スタンダード 21,780円 → 合計38,280円 | スタンダード 10,780円 → 合計27,280円 |
| 50,000通 | スタンダード+追加20,000通 82,500円 | プロ 32,780円 → 合計115,280円 | スタンダード 10,780円 → 合計93,280円 |
月1万通は、友だち2,500人に月4回配信する規模です。ライトは5,000通で止まるため、LINE側はスタンダードが必要です。この場合、LステップとエルメのLINE込みの差は月11,000円、年間132,000円になります。
Lステップのフリーは約200通までなので、月1,000通には使えません。Linyは料金が非公開のため、LINE側の金額に見積額を足して比べてください。
Lステップ・エルメ・Linyは、どれを選べばいいですか?
答えは「まずエルメのフリーで試し、広告計測やスタッフ管理が必要になったらLステップのプロ、個別開発や専任サポートが要るならLinyに見積もりを取る」です。
選び方を3つの軸で整理します。
- 配信数が月1,000通以下の場合。 エルメのフリーとLINEのライトで、月5,500円(税込)に収まります。費用を最小にして、配信の反応を確かめる段階に向きます。
- 広告の成果をLINEで計測したい場合。 Lステップのプロが候補です。Meta広告連携とコンバージョン管理がプロに集約されているため、スタンダードでは足りないことがあります。
- CRM連携や個別開発が必要な場合。 Linyは請求書払い、専任サポート、Salesforceなどとの連携を打ち出していますが、契約は1年単位です。見積もりの段階で、LINE側の料金を含めた年額を確認してください。
どのツールも得意なのは「こちらから送る」配信です。ルールベースが基本のため、自由な言葉の質問への応対には限界があり、この弱点はLINEの完全一致キーワードの落とし穴で詳しく扱っています。LINEにAIをつなぐ場合の費用はLINE Messaging APIの料金で試算しています。
広告から来た問い合わせへの応対は、配信ツールで足りますか?
答えは「配信ツールだけでは足りないことがある」です。広告をクリックしたお客様は、友だち登録より先にWebサイトで質問することがあり、答えが返ってこなければ別の会社に移ってしまいます。
料金、空き状況、自分のケースで対応できるか。こうした質問に夜間や休日でも答えられるかが、友だち登録まで進むかを左右します。
その入口を担うのが、AI 営業エージェントのOmagoです。自社サイトとWhatsAppで、お客様の言葉で質問に答え、見込み度を確かめて予約まで進めます。料金は月US$49〜99の定額で、解決件数に応じた従量課金はありません(料金プランの詳細)。LINE配信ツールの代わりではなく、その手前でお客様を取りこぼさないための仕組みです。
Omago に自社サイトのURLを貼って、お客様の言葉で質問してみてください。
よくある質問
Lステップを使えば、LINE公式アカウントの料金はかかりませんか?
かかります。Lステップ公式は、Lステップの利用料金とは別にLINE公式アカウントの利用料金が発生すると明記しています。月5,000通を超えて配信するなら、LINE側はスタンダード(月15,000円・税別)が必要で、さらに3万通を超えた分は1通3円(税別)の追加料金がかかります。
エルメの「配信無制限」なら、LINEの通数も無制限ですか?
無制限ではありません。エルメ公式は「LINE公式アカウントの配信数は無制限にはなりません」と明記しています。エルメのスタンダード以上で無制限になるのはエルメ側の配信数だけで、LINE側の無料通数と追加料金はそのまま適用されます。
Linyの料金はいくらですか?
公式には公開されていません(非公開・要問い合わせ)。公式の料金ページは運用規模に応じて提案するとしており、契約期間は最初の決済日から1年間、初回のみアカウント発行手数料がかかります。ネット上の月額の数字は旧価格で、公式の根拠が確認できないため参考にしないでください。
出典:Lステップ公式「料金プラン」「料金プラン(大量送信プラン)」2026年、株式会社Maneql プレスリリース(PR TIMES)2026年4月1日、L Message(エルメ)公式マニュアル「有料プランへの切り替え方法と支払い方法」2026年、L Message公式メディア 2026年、Liny公式「料金プラン・費用について」「よくあるご質問」2026年、LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」2026年、LINEヤフー for Business「【重要:再掲】LINE公式アカウント 追加メッセージ料金改定のお知らせ」2026年。※最新の金額と条件は各社の公式ページでご確認ください。
